この記事では、慶應大学理工学部システムデザイン工学科(以下、SD)の選択授業について振り返っています。「その選択授業を取って良かったか?取るべきだったか」がメインの内容です。
授業内容や方式に対する評価等は行っていないので、そのような情報が欲しい場合はFDアンケートや先輩を頼ってください。
あくまでも個人的な感想や伝聞した話がメインであり、また年度ごとに異なる可能性も十分にあるので、記事内容を鵜吞みにするのはやめましょう。
今後SDの道を歩む人の参考になればと思います。
SD科の選択授業振り返り
振り返りは学年に毎に行います。記載の無い学年については、今後更新予定です。
2年
図学
建築系に進む人は取るべき。そうでなければお勧めしない。
極々簡単な家のデザインなどを行うが、非建築系(以下、制御系)が学べることは少ない。一方で、比較的長い時間を費やすことになる。
図学で学べる設計図に関する知識やCADの使い方はデザインリテラシー演習(必修)でも学べる。
確率・統計
2年生設置の選択科目ではあるが、個人的に2年で取るのは早すぎると感じた授業。
内容を本格的に応用するのは研究室配属後であり、それ以前では自主的にレポート等に用いるしかない。他の授業で一部内容を扱うことがあるが、その場合は簡単な説明がある。
データ解析等に興味がある人を除き、単位に困っていなければ取らなくてもいいだろう。
応用解析第1
制御系は取って後悔することはないが、人によっては物足りないと感じるかもしれない。
微積からラプラス変換などの制御系授業、全般で用いる数学的基礎手法を学ぶ。
選択科目に余裕があるならば、他の学科に設置されている応用解析などを取ってもいいかもしれない。(実際、筆者の周りにもいた)
空間設計製図Ⅰ
制御系は絶対に取ってはいけない授業。後悔するどころか、過去の自分を恨むことになるかもしれない。
建築系の人や建築系に進むか制御系に進むか迷っている人は覚悟しておくべき。2年秋学期は理工学基礎実験があるため、二徹する人もしばしば。能力の高い人、要領がよい人はこの限りではない。
ただし、もう一度記しておく。取る人は覚悟しておくこと。
環境化学概論
応用化学科にも設置されている授業のためか、他のSD授業とは内容の方向性が異なるように感じた。
もし選択するか迷っているのなら、取消期間まで授業を受けて決めるのも一つの手。私は想像していた内容・授業とは異なっていたため、取消した。
グループワークもあるようなので、履修を続ければ応用化学科の人との繋がりが築けるかもしれない。
熱流体システム第2
流体力学に関して学ぶ。
3年生の授業(システムデザイン工学実験や熱エネルギー工学、システム計測など)に繋がる内容なので、迷っているのなら取るべき。
また、流体を扱う研究室の枠が志望者よりも例年多いため、授業に余裕があるならば取っておいてもいいかもしれない。(希望の研究室に入れなかった場合、飛ばされる可能性がある)
力学的アナリシス
正直なところ、何をやったか覚えていない…よく言えば、可もなく不可もない授業。
ただ、2022年度から担当が変わるらしくなんとも言えない(友達によると、同担当の別授業評価はイマイチ……)
工学材料(更新予定)
機械・電気・建築に用いる材料について学ぶため、特に理由が無ければ取って良いと思う。
電磁エネルギー変換工学(更新予定)
回路とシステム第2(更新予定)